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2015年注目の女優「黒木華」 [俳優(国内)]

確かな演技力、その落着きと包容力・・・
黒木華の演劇人生に迫る・・・

昨年の第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)で
脚光を浴びた実力派女優・黒木華さん。
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NHK連続テレビ小説『花子とアン』でも主人公・花子の妹・
安東かよを和服姿で好演していたことは記憶に新しいですよね。

彼女の魅力は何と言ってもその演技力です。多くの作品に
出演しながら多彩な役柄を巧みに演じわけ、作品ごとに
まったく異なる表情を見せています。そんな彼女が
大人の女性、大人の色気を自然に演じられる、数少ない
若手女優の一人として今、熱い注目を集めているようです。
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『小さいおうち』の山田洋次監督は「日本一かっぽう着が似合う女優」
と彼女を絶賛。『花子とアン』でもそうでしたが、彼女には和服が
似合いますよね。昭和の女性を見事に体現してくれる・・・
そんなイメージです。

そんな黒木華さんが、2015年、かっぽう着を脱ぎ、純白の
ウェディングドレス姿を初披露した、映画『繕い裁つ人』が、ただ今
公開中。

演技派・中谷美紀さん扮する主人公・市江のかたくなな心に
兄の藤井(三浦貴大)とともに変化をもたらす、キーパーソンの
葉子を演じています。ラストでは、市江が手がける“一輪の花”を
イメージしたウェディングドレスをまとう、幸福な花嫁姿で登場。
この結婚式の場面で、幸せに頬を薔薇色に染める黒木さんは、
本当に素敵です。
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また今月末公開、ももいろクローバーZが主演を務める、
青春映画『幕が上がる』では、主人公の、悩める弱小演劇部員たちの
前に降臨する、かつて東京で“学生演劇の女王”と呼ばれた
新任の美術教師・吉岡美佐子を演じます。

この役は、クールですが、演劇のこととなると人が変わったように
熱血漢になるという、ミステリアスな魅力を持つ大人の女性。
低い声音、束ねていた髪をばっさりとほどく、白衣を翻すなどの
キリリとした立ち居振る舞いで、学校の日常をたちまち
ステージに変えてしまうといった神秘的なキャラクターで、
ももいろクローバーZ扮する女子高生のハートに火をつける・・・
といった役どころだそうです。
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この作品でも、彼女のまた違った顔が見られそうですね。

舞台となる、高校演劇の世界は、黒木の女優としての原点とも
いえます。演劇少女だった彼女は、高校時代に観たNODA・MAP
『贋作・罪と罰』松たか子(『小さいおうち』で共演)の演技に憧れ、
その後、野田秀樹のワークショップに参加。

2010年、NODA・MAP第15回公演『ザ・キャラクター』で初舞台を踏み、
続くNODA・MAP番外公演、野田と故・中村勘三郎との三人芝居
『表に出ろいっ!』では、ダブルキャストのひとりに抜擢されています。
これが女優としての本格デビュー。
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その後、『シャニダールの花』や『銀の匙 Silver Spoon』などの映画、
NHK連続テレビ小説『純と愛』『リーガルハイ』(フジテレビ系)などの
テレビドラマで活躍。華々しい女優人生ですね。
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今年3月7日に前編、4月11日に後編が公開される、宮部みゆきの
傑作ミステリーを映画化した大作『ソロモンの偽証』では、
主人公の中学生たちを取り巻く、ダメな大人の一人、
非力な担任教師・森内恵美子を演じています。

同じ教師役でも、『幕が上がる』とは対照的な役どころを見事に
演じ分けているそうです。

昨今の風潮で、モデルや外見重視のオーディション出身の
人気若手女優たちが華やかに活躍するエンターテインメントの世界・・・
しかし黒木さんは、そんな多くの女優たちとは異なる、独特の
立ち位置をしっかりと築いている印象です。

純日本的で、昭和の女性を思わせる顔立ち、落ち着いた雰囲気も
ありますが、文学を感じさせる知性、舞台出身で演劇にじっくりと
向き合ってきた生き方と、そこで培った人間性が役柄にもにじみでて
彼女独特の存在感を醸し出しているのでしょう。

ここ数年の黒木さんの出演作が並はずれて多いことからも、
様々な作品のなかで必要な要素として重宝されていることを
証明していますよね。
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そんななかで、最近の役柄に共通しているのは、
大人の落ち着いた女性、年輪を重ねた大人の色気を醸し出す女性を、
24歳という若さで自然に演じていることなんだそうです。
この彼女の演じる“大人の女性”に、今、注目が集まっているとのこと。

山田洋次監督最新作『母と暮せば』(12月12日公開予定)では、
吉永小百合さんとの共演を果たすという黒木さん・・・山田映画の
新たなマドンナとしても、世界の映画ファンから注目を集めているそうです。

今後も彼女の活躍に、ますます目が離せないですね。

※オリコンスタイルより



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